「ちゃ~こっすっ」て、どぎゃん意味?

黒猫ク~

2010年03月28日 23:11

先日から、「ちゃ~こっすっ」が話題にあがっていますので、
本日は、その学術的な考察をひとつ・・・。
(ちょっと、真面目に標準語にて講義)

さて、表題の「ちゃ~こっすっ」
熊本県在住の方なら、比較的使用頻度の高い方言ではないかと推察いたします。

特に旧玉名郡市・旧飽託4町・旧鹿本郡市などでは
日常の会話でも非常に頻繁に登場します。

いうまでもなく、この「ちゃ~こっすっ」は、
“退屈する”の意味のサ行4段活用の動詞で、
肥筑方言の中でも典型的に音便化の進んだ言葉であります。
「退屈」のtaiがtiahに、kutuがkotuに変化し、さらにkottと音便化、
さらに終止形の語尾、「する」が促音便化して“すっ”となったものです。

私の里では、あまりに退屈しすぎてどうしようもない時、
「あ~いた、ちゃ~こっ!」
などと、半ば詠嘆調で叫ぶことさえあります(^-^)

ちなみに、このほかにも、上記の地域では頻繁に使用され、
しかも、使っている当事者は、熊本弁の標準語?
(熊本ならどこでも通じると思っている)
「ヒックァンガス(ヒッカンガス)」
「ショーエ」などという言葉もあります(*^^)v

いや~っ!熊本弁って、ほなこて奥の深か言葉ですなぁ~!(^^)!

んなら、ちゅーこっで。